ラッピングレッスン
実施日: 2019年9月25日(水) 19:00~20:30
ちょっとした贈り物の際に自分でセンスの良いラッピングができたら…。そんな思いに応えるレッスンを開催した9月のウーマンズカレッジ。
ラッピングの基礎やリボンのかけ方などを学んだレッスンの様子をレポートします。
講師を務めたのは、学校、企業、デパート、カルチャー教室にてラッピング指導を行い、コーディネーター講師の育成にも力を注ぐ山田てるみさん。
今回はラッピングの基本となる合わせ包みとV字がけリボンの結び方、袋のアレンジとピローデザインラッピングを学びました。
まずは、合わせ包みをするために、箱の大きさに合わせてラッピング紙をカットする“紙取り”を行いました。
紙の上に包みたい箱を置き、箱の胴回りより+2~3cm、縦は箱の厚み+1cmの余裕を持ったサイズで印をつけ、それらを二つ折りにした場所を、カッターを使ってカットしていきます。
美しくカットするポイントは、4~5cmほど出したカッターの刃を手前に向け、ゆるい角度で机の上に押し付けるように滑らせながらカットすること。
また、二つ折りにする際も、紙の中央から親指の腹を使って折り込んでいくなど、一つひとつの作業を丁寧に進めていきました。
包むポイントとしては、箱の正面を机側に向け、お祝い事の場合は紙の重なりを右上に、仏事の場合は左上に包むこと。
重なる部分を両面テープで止め、上下部分の紙は、両サイドを中に折り込んで止めれば完成です。
箱を包んだ後は、リボンをかけていきます。
まずは先生が見やすい大きさのリボンを使い、お手本を見せてくれました。
裏表があるリボンの表面が正面に向くようにし、縦結びにならない結び方を学びました。
結び終わった後はリボンの端を好みの切り方でカットし、箱に巻いたリボンを広げてV字にしたら完成です。
長めにカットしたリボンをくるっと回転させてV字部分に差し込んだり、メッセージカードを添えたりと、好みのアレンジをしました。
参加者全員が同じ素材を使っているため、結び方やアレンジの個性が光り、隣の方の作品と見比べる方も。
難易度の高いV字がけの後は、袋の口をクリップで留めてメッセージカードを挟む簡単なアレンジや、ピローボックスの折り方、マスキングテープとグリーンを使ったデザインラッピングを学びました。
マスキングテープは、様々な形のガラス瓶がプリントされたもので、その瓶にグリーンが刺さっているように貼るというもの。
シンプルなピローボックスが一気に可愛らしくなりました。
先生も「みなさん、初心者とは思えない出来栄え」とコメント。
最後は記念撮影をした後、自分たちに拍手を送ってレッスンは幕を閉じました。
ラッピングとは、贈る人のことを考えながら、あたたかい気持ちになるもの。
「これを機会に包み方だけではなく、色の組み合わせを楽しんでは」と先生が言うように、自分なりのアレンジを楽しめるレッスンとなりました。
今期のウーマンズカレッジは一旦終了となりますが、来春のリニューアル後にパワーアップして帰ってくる予定なので、それまでお楽しみに!
wrapping school主宰
山田てるみ
学校、企業、デパート、カルチャー教室にてラッピング指導を行い、コーディネーター講師の育成にも力を注ぐ。ラッピングデザイナー 、カラーアナリスト、ラッピング工作家(3冊のラッピング写真集を出版)
http://www.yn-color.jp/