ASUNAL Women's COLLEGE ウーマンズカレッジ

美文字レッスン

実施日: 2019年1月24日(木) 19:00~20:30

少しの練習でグンと上手になるボールペン字のレッスン

以前から「美しい字が書けるようになりたい」とリクエストの多かった美文字レッスン。
1月は、のし袋や封筒の宛名書きなどを行なう筆耕士の吉田美和子さんを講師に招き、美文字レッスンを開催しました。
ボールペンを使い、文字の基礎であるひらがなと、多くの人が苦手とする漢字の書き方を学んだレッスンの様子をレポートします。

レッスン風景

レッスンはまず先生のアドバイスやお手本なしで、いつも通り自分の思うようにひらがなを書くところから始まりました。

レッスン風景

そしてその様子を先生が各テーブルを回ってチェックをします。
先生がチェックしていたのは「書いた文字」ではなく、「姿勢」や「ペンの持ち方」、そして「書くときのスピード」。ほとんどの方が誤った姿勢でペンを持っていたため、まずはそこから学んでいきます。

レッスン風景

背筋を伸ばし、机と体との距離を正しく取り、美しい持ち方でペンを握る。これだけで「ちゃんと文字を書く」という気持ちになり「丁寧な文字を書くことができる」と先生。
文字を書く気持ちを正してから、初めてお手本を見て文字を書き始めました。

レッスン風景

お手本にはそれぞれの文字のバランスや、止め、はね、反り、はらいのポイントが赤字で書かれており、それらを見ながら丁寧に清書をしていきました。
清書をする合間には、先生によるレクチャーもあり、ひらがなの文字の成り立ちや、一画目と二画目の繋がりなどの説明がありました。
そして清書を始めて約10分、少し練習をするだけで皆さん劇的な文字の変化を目の当たりにすることができました。

レッスン風景

こうしてひらがなをマスターした後は、漢字の練習です。
まずは左右のバランスや空間の取り方など、「美文字6つのポイント」を意識して練習をしていきます。

レッスン風景

ひらがなのときと同様、まずはいつも通り書き、一通り書き終えてから先生のアドバイスがありました。
基本となる画数の少ない漢字「一」「二」「三」や「山」「下」「正」「目」「吉」「中」の書き方を学んだ後は、多くの方が苦手とする漢字12個のお手本を見ながらの清書です。
「へん」や「つくり」の書き方のほか、画数が多くバランスの取りづらい漢字のポイントや、横線はしなることで味のある女性らしい字になることなどを学び、美しい文字が書けるよう練習をしていきます。

レッスン風景

約1時間半のレッスン後には約30分間の自由時間があったため、個人的に気になる漢字の書き方を学ぶ方もいました。
今回は一文字ずつの練習でしたが、文章になった際には、漢字とひらがなのバランスも重要なので、これを機に真剣に美文字を学びたいという意見もちらほら。
また、先生直筆の名前のお手本プレゼントもあり、「ご祝儀袋に文字を書くのが楽しみ」といった意見もいただきました。
こうして今まで気になっていたことを学ぶきっかけとなるウーマンズカレッジ。
4月以降も様々なレッスンを開催していきますので、皆さんのご参加をお待ちしています!

講師

吉田書道・ペン字・筆ペン教室主宰
吉田美和子

名古屋駅と一宮で書道教室を主宰する書道師範であり筆耕士。子どもから大人までターゲットに合わせた少人数制レッスンを行い、文字のプロとして美しい字を書くコツや書き方を指導する。
https://www.yoshida-syodou.com/