ASUNAL Women's COLLEGE ウーマンズカレッジ

ハーブティーレッスン

実施日: 2018年9月15日(土)11:00~13:00/15:00~17:00

ハーブそれぞれの特徴を知ってからオリジナルブレンドを楽しむ

9月に開催したウーマンズカレッジでは、おいしいハーブティーの入れ方や、健康・美容に役立つ香りある植物“ハーブ”の効果効能を学び、実際に様々なハーブティーを飲み比べるハーブティーレッスンを実施しました。
講師にお招きしたのは、ティーコンシェルジュ1級の資格を持つ管理栄養士・料理研究家の鈴木あすなさん。
まるでお茶会のように会話が弾んだハーブティーレッスンの様子をレポートします。

レッスン風景

今回のレッスンではまず、レジュメに沿ってハーブティーの効果効能を学びました。
ハーブには、ホメオスタシス(体の外から刺激を受けて変化があったとき、正常な状態に戻そうとする力)を高める効果、自然治癒力を高める効果、抗酸化作用を高める効果が期待でき、続けて飲むことが大切だと先生は言います。
これは、体に留まる時間が2~3時間だと言われている水溶性のビタミン・ミネラルが含まれているからで、小まめに摂取することで美容効果が高まるのだとか。
他にも硬水と軟水で入れるティーの違い、それによる茶葉を選ぶポイント、体を温める飲み物・冷やす飲み物など、幅広くハーブとティーについて学びました。

レッスン風景

今回のレッスンで用意されたのは、左から順にレモンバーベナ、カモミール、ローズヒップ、ハイビスカスの4種類。
ハイビスカスとローズヒップのブレンドティーには、疲労回復と夏の肌のダメージ修復の効果が、カモミールとレモンバーベナのブレンドティーには肌の乾燥防止、イライラ解消、リラックス効果があるということで、季節の変わり目の今にぴったりのハーブを先生がチョイスしました。
まずはそれぞれ単体で入れ、4種類のハーブティーの味を確認します。

レッスン風景

おいしい入れ方のコツは、茶器を温めて茶葉をひらきやすくすること、「の」の字をかくようにゆっくり静かに湯を注ぐこと、香りを逃さないようにふたを閉めること、茶葉に合わせた時間で蒸らすこと。そして茶葉を湯につけたままにしないこと。
最後はよくやってしまいがちな行為ですが、適した蒸らし時間を過ぎたハーブは、茶葉によっては渋みが出てしまうものもあるため、一度違う容器に移し変えることが大切なのだとか。

レッスン風景

おいしい入れ方を実践しながら、それぞれの味やティーの色、香りなどを「テイスティングシート」に書き込みながら飲み比べをしていきます。
そんな中、ローズヒップティーが赤くも酸っぱくもないことに驚く方が多数!

レッスン風景

こちらが3分間蒸らしたローズヒップティー。
赤くて酸味の強いハイビスカスと一緒にブレンドされることが多いため、ローズヒップ自体が赤くて酸っぱいと思われていることが多いそう。
このように、普段はあまり飲むことのないハーブ単体の飲み比べは新たな発見も多く、「今まで飲んできたハーブティーと全然味が違って驚いた」「思っていたよりも飲みやすいので続けていきたい」との声が挙がりました。

レッスン風景

こうして、それぞれのハーブの味を理解した後は、多くの方が楽しみにしていたオリジナルブレンドティー作りです。
ビタミンが豊富に含まれるローズヒップは特に人気を集めましたが、疲労回復に効果的なハイビスカス、リラックス効果のあるカモミール、血行を促進して偏頭痛を和らげるレモンバーベナと、それぞれの効果を気にしながら、少しずつ配合を変えて味や香りの確認を繰り返し、自分好みのブレンドティーを完成させていきます。
そして、出来上がったブレンドティーは自宅や仕事の合間に楽しんでいただけるよう、お土産としてお持ち帰りいただきました。

レッスン風景

2~3人ごとに同じ茶器を使ってティーを入れることにより、自然と会話が生まれ終始笑顔に包まれた今回のレッスン。
最後は「また一緒にウーマンズカレッジ参加したい!」と、連絡先を交換する方もいらっしゃるほどの盛り上がりを見せました。
ウーマンズカレッジでは、このように新しい知識や楽しみを体験していただき、毎日の生活が楽しくなるヒントに溢れたレッスンを多数開催しています。
ペアでの申し込みや親子(ただし20歳以上の女性限定)での参加も大歓迎ですので、今後のレッスンもぜひチェックしてみてください。

講師

管理栄養士・料理研究家
鈴木あすな

管理栄養士の資格を生かして企業の商品監修やメニュー開発、飲食店のプロデュースをする料理家。書籍の出版や雑誌の執筆、テレビ・ラジオ出演など通じて、より豊かな「食卓」が増えるよう幅広い活動をしている。