好みの使用感と肌の悩みに合わせた美白アイテムを手作り

しっかり紫外線対策をしていても、乾燥や日やけなどが気になる夏。
7月のウーマンズカレッジでは、肌がゆらぐ時期にぴったりの天然由来成分を使ったコスメを作るレッスンを開催しました。
講師は一般社団法人日本手作りコスメ協会代表理事であり、日本肌育学会認定管理肌育学士プロの辻本奈々さん。
手作りコスメの意外な情報や、スキンケアに役立つポイントなどが盛りだくさんだったレッスンの様子をレポートします。

まず、コスメを作る前には、スキンケアチェックシートを使った肌質のセルフチェックを行ないました。
大きく分けて7つに分類された項目に答え、自分の肌がどんな状態にあるのか？何に気をつけてケアをしていくべきなのか？を学んでいきます。
これら7つの項目は混合肌、にきび肌、乾燥肌、シミ肌、くすみ肌、たるみ肌、敏感肌の特徴となり、それぞれ普段使っている化粧品や化粧直しの見直し、クレンジングにかける時間や角質ケアの必要性など、肌質を改善していくポイントが説明されました。
こうして自分の肌の特徴と改善点を知ることで、今回作るコスメの基材選びの参考にしていきます。
自分の肌の特徴と改善点を理解した後は、早速コスメ作りです。
今回は「美白ケアパック」か「美白さっぱりジェル」のどちらかを申し込み時に選ぶことができ、自宅でも再現できるようレシピの配布も行ないました。

まずは、精製水と植物性の乳化ワックスを混ぜ、基本を作ります。
非加熱式の乳化ワックス（粒状）は温度が一定で作れるため、有効成分を壊すことなく生かせることがメリットですが、水に溶けにくい性質のため、少量ずつを精製水と合わせては数分かき混ぜる…という同じ作業をひたすら繰り返していきます。

規定の量を混ぜ合わせた後は、香りと成分で選ぶ「フローラルウォーター」を混ぜていきます。
今日のレッスンでは、抗炎症効果のあるラベンダー、保湿とキメを整えるローズ、赤みを抑制するカモミール、収れん作用のあるローズマリーの4つが用意されました。
いずれも天然由来のもので優しい香りが特徴です。
ちなみにローズマリーは保存期間が長くなるなど、手作りコスメならではの嬉しい効果がありましたが、1番人気はローズでした。

続いて使用感で選ぶオイルを混ぜます。
軽いつけ心地になるホホバ、こってりとした重めの使用感になるヘーゼルナッツ、その中間の仕上がりになる椿と3種類のオイルがありました。
オイルには色が付いているため、ここからコスメの色が人それぞれ異なってきます。
オイルを入れた後は、美白ジェルを選んだ方は液体やパウダー状のエキス、美白パックを選んだ方はクレイと、入れる基材が大きく異なってくるため、さらに色と粘度に違いが出てきます。
今までひたすら混ぜ合わせる作業でしたが、この辺りでは隣の人と見比べるなど、会話も弾んでいました。

写真はくすみ対策のグリーンのクレイ混ぜた美白パック。
オイルやエキスは層や色ムラが無いように、パウダーやクレイは固まりにならないように、最後にグリセリンを加えてからまた、ひたすら混ぜ合わせて仕上げていきます。

仕上げた後は専用の容器に入れ、作った日付を記載したシールを容器に貼って完成です。
レッスンの最後は、手作りコスメは菌を繁殖させないように冷蔵庫で保管することや、パッチテストをしてから普段使っている化粧品と徐々に切り替えていく必要性など、作る・使う上での注意点を聞きました。
そして、レッスン終了後のフリータイムでは、個人的に手作りコスメや肌悩みを相談する参加者の姿も多く見られました。

親しみやすい講師と女性だけのレッスンだからこそ、女性ならではの悩みも気軽に相談できるウーマンズカレッジ。

8月は「小顔ケア＆運気アップレッスン」、9月は「ハーブティーレッスン」と、これまた女性の美に繋がるレッスンが目白押しです。
8月はまだまだ参加者を募集中、9月は8月10日（金）から募集が始まります。
ぜひ、友人や同僚、家族など女性参加者をお誘いの上、チェックしてみてください！